2018年09月08日

NPO法人ジェントルハートプロジェクト〜いじめのない社会を

写真小.jpg

「NPO法人ジェントルハートプロジェクト」(小森新一郎代表)は、いじめ問題の解決を目指し、いじめによる自死遺族を中心に川崎市川崎区で2003年3月に設立された。現在7人のメンバーで活動している。

設立のきっかけは、小森さんの一人娘香澄さんが15歳の時、いじめにより自死に追い込まれたことだ。「いじめ」が大きな社会問題であることを知った。

「やさしい心(ジェントルハート)」を育むことが、問題の解決につながると、全国各地の学校や地域で講演会を開催。講演回数は年間100回を数え、法人設立以来通算で1700回に上る。「自分もいじめをしたことがあった」「もういじめない」「大人は何もわかっていない」。中学校での講演後のアンケートには、生徒たちの素直な思いが記される。

いじめに関する法整備を目標に、関係遺族と10年にわたり働き掛けた成果は13年9月に「いじめ防止対策推進法」の成立として実を結んだ。

何年たってもなくならない、いじめ―。「人間、一人一人が違うことをまず知り、お互いが認め合うことが、人として成長する上で大切です」と、小森美登里理事は娘・香澄さんの遺影のの前で語る(=写真)。さらなる法整備で、いじめのない「あたたかい学校と社会」を目指し、法人の活動は続く。活動の詳細は団体ホームページhttps://npo-ghp.or.jp/

(2018年9月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・増岡健次)
posted by 市民発担当 at 16:25| Comment(0) | 人権

2018年09月01日

出会えるラジオ まるラジ〜若者の声を社会へ

まるラジ写真1.JPG

「出会えるラジオ まるラジ」は、若い世代が川崎から積極的に意見を発信し、人との出会いの場をつくる大学生の団体だ。2017年4月、水谷涼香さん(20)を中心に、高校時代の放送部の仲間で活動を始めた。

同団体が企画・運営する聴衆参加型ラジオ「出会えるラジオ まるラジ」(かわさきFM79.1MHz)は、同年10月に放送を開始。毎週木曜午後6時半から生放送している。パーソナリティーは、全員が放送部時代に全国大会で活躍した実績がある(=写真)。

社会で活躍する「おとな」のゲストをスタジオに迎える企画では「大人とは何か?」をテーマに対談する。若い世代が自分の将来について考えるきっかけをつくることが目的だ。

学生が「おとな」をゲストに迎える道のりは簡単ではない。読み聞かせ師・作家の「聞かせ屋。けいたろう」さんは、初めてのオファーから半年後、メンバーの番組づくりへの熱意や成果に共感して出演に至った。
番組で出会った「おとな」たちの生き方をフリーペーパー「まるラジ おとな図鑑」にまとめ、5千部発行する。資金はクラウドファンディングで集め、全てメンバーの手で製作した。

「自分たちがやっていることに世間から共感してもらえたら」と水谷さんは目を輝かせる。番組詳細は同団体ホームページhttp://maruraji.com/

(2018年9月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・大谷ゆう子)
posted by 市民発担当 at 16:26| Comment(0) | その他

2018年08月25日

ぴんころの会〜作品はオンリーワン

ぴんころの会写真.jpg

捨てられていくものに再び命を与えたいと、2017年4月に「ぴんころの会」(川崎市川崎区)は生まれた。会の名称には、人生の最期まで元気に活動しようという願いが込められている。

代表の島村艶子さん(71)(=写真右奥)は「ごみとして捨てられるものを再生する活動の源は、もったいないと思う強い気持ちです」と語る。島村さんの思いに賛同した30〜70代の会員20人は、着物や洋服、セーターなどの不用品を老人ホームや町会、知り合いなどから集める。

これらの材料に、刺しゅうや金箔(きんぱく)で絵を描きタペストリーやバッグに仕上げる。はかまはのれんに、手拭いはポシェットに生まれ変わる。作品は製作者の個性が出るよう心を込めて作るという。どれも他にはないオンリーワンだ。

出来上がった作品は、貸しギャラリーなどで展示販売をするが、いつもほぼ完売する。売り上げの半分は会の活動資金に、半分は製作者が受け取る。会員のやりがいを生み出す仕組みだ。

最年少会員の加納直子さん(39)は「ここでの物作りは、企業の商品開発と同じです」と真剣な眼差しで作業を進める。今後の予定は、9月19日から21日まで東京都品川区の「旗の台ギャラリーながおか」で「もったいない市」を開き展示即売を行う。

(2018年8月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・吉川サナエ)
posted by 市民発担当 at 16:22| Comment(0) | その他