2018年11月03日

幸えほんの会〜「読み聞かせ」て37年

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「ポンポコポン、ポンポコポン」。絵本の読み聞かせをするエプロンおばさんがタヌキの腹鼓をする。10組の親子も同じように楽しそうにお腹を打つ。ここは幸図書館(川崎市幸区)の絵本コーナー。月に2回お話会(=写真)を開催するのは「幸えほんの会」だ。

同会は1981年1月に同市の「手作り絵本と読み聞かせ」の講座を受講した仲間が中心になり、立ちあげた。60代を中心に10人の会員が活動している。

絵本の読み聞かせや人形劇、紙芝居、大型絵本を使ったお話し会を毎月、同図書館や日吉分館で行ってい
る。絵本は乳幼児から小学生まで、対象年齢に合わせて選んでいる。4月の花祭りには、近くの称名寺(同区)の本堂で仏教の童話も披露する。

長年の活動が認められ、2006年に市から「読書活動優秀団体賞」、12年に県から「県図書館協会賞」が授与された。

代表の留目知春さんは、「10年以上前、この会で絵本に触れた子どもが保育士となり、今は園児たちに読み聞かせをしていると聞いた時は、本当にうれしかった」と話す。20年以上にわたって活動を続けてきたことに喜びを感じた瞬間だ。

12月には同図書館と同分館で「おおきなおはなし会」が開催される。詳細は同会ホームページ(「幸えほんの会」で検索)。

(2018年11月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・吉川サナエ)
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2018年10月13日

にこにこあおむし人形劇団〜多世代の交流を生む

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子どもから年配者まで楽しめる「多世代交流人形劇」が2018年度、川崎市高津区で開かれている。主催は「にこにこあおむし人形劇団」で、区市民提案型恊働事業の一環。地域住民が人形劇を介して顔見知りになり、交流が生まれることを目的に計6回上演される。

にこぷら新地で7月18日に行われた講演には、親子や高齢者、学生ら約80人が参加した。「こんにちは」。団員の明るいあいさつに続いて歌や指遊びが始まる。手遣い人形のウサギやクマが次々に登場(=写真)。人形を持つ団員が観客の中に隠れたり、参加者がグループになって一緒にパズルを完成させたりすることで、会話が弾む演出になっている。

2歳の娘と参加した母親は「参加型の劇なので、子どもがいろんな人に声を掛けてもらい、楽しめました」と喜ぶ。

同劇団は、7年前に代表の森真佐乃さん(47)が地元に楽しめる場をつくりたいと、長男が通う梶ヶ谷幼稚園(高津区)の母親たちに呼びかけて結成した。現在、10人の団員が人形の制作を含め、全てを担っている。17年度は「高津区保育園合同巡回公演」を開催し、延べ65園1338人が参加した。

「公演中、お客さんの表情が柔らかく変わっていくのを見る時、やりがいを感じます。今後も活動の幅を広げていきたい」と森さんは語る。連絡先は同団体ホームページ(www.geocities.jp/nikonikoaomushi/)から。

(2018年10月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)
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2018年08月18日

一般社団法人ビブリオポルトス〜人と人を結ぶ本の港

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千冊の絵本を川崎市内40の保育園へ届ける「絵本のまち、かわさき」運動を始めたのは、一般社団法人「ビブリオポルトス」だ。

地域住民に絵本の寄付を呼び掛け、自転車で受け取りに出向く。絵本が不足している保育所に届けるための活動だ。中原区役所の支援を受け、同区の後援事業にもなった。

同法人は、「個人の読書体験を他人と関わるきっかけにして、多くの人に読書の楽しさを伝えたい」と、2014年9月に設立された。代表理事の小松雄也さん(27)(=写真左端)は、「この運動を通じて、地域の住民が社会事業に参加しつつ、子どもたちとのつながりを実感してほしい」という。

小松さんは、芸術家・岡本太郎の言葉「己の夢にすべてのエネルギーを懸けるべき」に感銘を受け、多くの企画を有言実行。「中原区の児童養護施設・新日本学園に10万円で110冊寄贈」に向けクラウドファンディングで支援を募り、6日間で目標額を達成した。支援者の半数以上が同区民だった。地域の人に支えられていると実感した。

同法人の大志は「本は心の財産。市内の小中学生に君だけの一冊を届けて、不読率ゼロを川崎から日本全国に広めたい」である。現在、読まなくなった絵本の寄付を受け付けている(送料自己負担)。送付先は〒211−0041、川崎市中原区下小田中2の21の17の206、小松雄也さん。

(2018年8月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・鴇田恵子)
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