2017年06月03日

スタート〜親たち支え続けたい

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「若者と、子育て中の親たちをずっと支え続けたい」。市民活動団体「スタート」代表の大井和枝さん(58)の思いだ。

大井さんは自身の子育て中、週1度の「幼児と母親の支援サークル」に参加したのがきっかけとなり、スタッフとして30年間携わってきた。幼児の頃から接していた子どもたちが大井さんを慕って、訪ねてくるようになり、学校でのいじめや家庭の悩みを聞く場にもなった。

その後、サークルは解散したが、若者たちから「やめないで」「また話を聞いて」と、たくさんのメールや連絡が来た。これらの声を原動力に、2015年、5人のスタッフと共に「スタート」を立ち上げ、3種類の居場所をつくった。

若者が安心して居られる場所「夜スタ」(=写真)、子育て中に安心して休める場所「昼スタ」、わが子の不登校、引きこもり、ニートについて安心して話せる場所「午後スタ」。主な会場は、多摩区役所とKFJ多摩すかいきっず(多摩区登戸)。

「夜スタ」は月2回開催。午後6時半を過ぎた頃、集会室に「こんばんは」と明るい声が響く。スタッフ手づくりの夕食に会話が弾む。「ここに来るとたまったものをはき出せる。いつも、親身に話を聞いてくれる」と話す若い女性。

「いつでも誰でも迎えられる、拠点となる場所をつくりたい」。大井さんの切なる願いだ。連絡先は、大井さん電話 080-1066-7892。

(2017年6月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)
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2017年02月04日

たちばな・こども食堂〜地域だんらんの場に

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「子どもが一人で来ても食事ができ、安心して過ごせる地域のだんらんの場をつくりたい」。
横浜市港北区で弁当屋を営んでいる代表の永江亜樹さん(37)らメンバー3人の願いだ。3人は昨年6月から、川崎市高津区の「プラザ橘」で月1回、「たちばな・こども食堂」を開いている。

午後3時から始まる準備は、調理器具や食器の徹底した煮沸消毒から始まる。食材は地元の農家から仕入れた野菜を使用。毎月、季節感を出したメニューを考える。

午後5時半を過ぎた頃、子どもがドアを開けると、メンバーやボランティアたちの明るい笑顔に迎えられる。受付を済ませ、手を洗い、コップとはしを持ち、手づくりのテーブルカバーが掛けられた席へ向かう。

ちらしを見て、2回目の参加という小3の児童と母親は、「料理は手づくりの優しい味です。家庭的な雰囲気で、今回も楽しみにしてきました」と話す。メンバー達も参加者と一緒に食事をしながら、会話を楽しみ、相談にのることもある=写真。子ども達は食後、宿題をしたり、本を読んだり、折り紙を折ったりと思い思いに過ごしている。 

「みんなで食べると楽しいし、おいしい。より多くの人に関わってもらい、長く続けていきたい」と佐藤由加里さん(51)。次回は2月16日で参加費大人300円、子ども100円。

(2017年2月4日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達 朝子)
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2016年10月22日

NPO法人シェアドッグスクール〜犬を通じて成長支援

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イギリスには「子どもが生まれたら犬を飼いなさい」という古いことわざがある。「この内容には素晴らしい教訓が込められている。私の活動の原点です」と話すのは、シェアドッグスクール代表の岩原晋子さん(47)(=写真左端)。

犬を通じて子どもの成長を支援したいとの思いから、NPO法人を2013年1月に設立。放課後や土日など課外活動の時間を中心に、子どもたちと犬との触れ合いの場を提供している。

現在の活動の中心はシェアドッグ子ども交流会。触れ合いやゲームを通じて犬の飼い方、接し方を学ぶ。シェアドッグスクールの犬たちは訓練された犬ではなく、ボランティアが飼っている普通の家庭犬。交流前に犬への正しい接し方のレクチャーは毎回欠かさないが、嫌なことをされた犬がほえることもある。体験を通じ、犬の気持ちを理解させることも狙いの一つだ。

交流会で、犬のおやつを作るという試みも始めた。完成したさつまいもボーロは参加犬にプレゼント。「命と触れ合うには、食べられるもの、食べられないものなど、相手を良く知ることが大切」と代表は話す。 

現在は公的施設での開催が中心だが、今後はペットショップやトリミングショップなどの店舗と協力し、近くの小学生が気軽に参加できるような地域密着型の開催を増やしていく考えだ。

(2016年10月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)
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