2017年09月23日

「心に星を」市民プロジェクト〜「優しさの種」をまく

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「大人が子どもたちに優しさの種をまき、さまざまな個性を受け入れる心を共に育みたい」。「心に星を」市民プロジェクト(矢澤耕一代表)は、この思いを演劇やイベントを通して伝えていきたいと2016年に誕生した。現在15人で活動している。

10月21日、同プロジェクトが運営する市民演劇「大切な星を心にひとつ」が、川崎市麻生区の新百合トゥエンティワンホールで上演される。

脚本・演出は副代表の成澤(なりさわ)布美子さん(52)(=写真右)。脚本を書くきっかけは、特別支援学校の元教諭、山元加津子さんが麻生区細山の川崎授産学園で講演会を行なった時のこと。司会を担当した成澤さんは、重い話にもかかわらず、会場の参加者たちが聞き終わった後に笑顔で拍手を送る姿に感動したという。

「さまざまな個性があることを伝え、人が笑顔になれるような脚本を書きたい」と、同学園の施設を利用する障害者と共に働きながら取材を重ねた。そこで、障害のある子どもを育てる家族の思いを知り、約2年間かけて脚本を書き上げた。

上演に向けて、練習する女子大生(18)は「たくさんの方に見ていただきたい。愛理(主人公)の気持ちが届くように丁寧に演じたい」と話す。成澤さんは、「子どもたちと一緒に脚本を作り、学校で上演ができたら」と優しさの種の成長を見守り続ける。

(2017年9月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)
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2017年07月22日

川崎市子ども夢パーク支援委員会〜「自由な発想」支える

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 地元の人たちの協力で育てた畑のズッキーニを、廃材から作った薪(まき)のたき火で焼く子どもたち。そのそばには全身びしょぬれ、泥だらけになって遊べる土の山や池がある。

JR南武線津田山駅近くの川崎市子ども夢パークは「子どもたちが自由な発想で、遊び、学び、つくり続ける居場所」が基本理念。遊び場は完成形ではなく最低限のものだけを用意して、子どもたちが自分の力の限界に挑戦し、安心して失敗できる環境づくりに力を注いできた。

市子ども夢パーク支援委員会は、基本理念を体現するために夢パークの運営に市民の立場で参画、活動している団体だ。現在のメンバーは中心となる6人を含めた10人。

毎月、夢パークの利用者懇談会である「つくりつづける会」を開催し、子どもを含めた利用者からの声を運営に反映させている。同委員会は「親子でもっとあそぼう会」「遊び場交流会」「絵本交換会」なども主催、夢パークの基本理念や遊び場の魅力を広く伝えている。

委員長の中島要さん(46)(=写真)は「夢パークは川崎で一番、市民参加が実践されている施設だと思う。子どもたちの遊び場をさらに魅力的なものにするために、イベントや委員会の活動に興味がある人は、積極的に参加してほしい」と呼び掛けている。

(2017年7月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)
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2017年06月03日

スタート〜親たち支え続けたい

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「若者と、子育て中の親たちをずっと支え続けたい」。市民活動団体「スタート」代表の大井和枝さん(58)の思いだ。

大井さんは自身の子育て中、週1度の「幼児と母親の支援サークル」に参加したのがきっかけとなり、スタッフとして30年間携わってきた。幼児の頃から接していた子どもたちが大井さんを慕って、訪ねてくるようになり、学校でのいじめや家庭の悩みを聞く場にもなった。

その後、サークルは解散したが、若者たちから「やめないで」「また話を聞いて」と、たくさんのメールや連絡が来た。これらの声を原動力に、2015年、5人のスタッフと共に「スタート」を立ち上げ、3種類の居場所をつくった。

若者が安心して居られる場所「夜スタ」(=写真)、子育て中に安心して休める場所「昼スタ」、わが子の不登校、引きこもり、ニートについて安心して話せる場所「午後スタ」。主な会場は、多摩区役所とKFJ多摩すかいきっず(多摩区登戸)。

「夜スタ」は月2回開催。午後6時半を過ぎた頃、集会室に「こんばんは」と明るい声が響く。スタッフ手づくりの夕食に会話が弾む。「ここに来るとたまったものをはき出せる。いつも、親身に話を聞いてくれる」と話す若い女性。

「いつでも誰でも迎えられる、拠点となる場所をつくりたい」。大井さんの切なる願いだ。連絡先は、大井さん電話 080-1066-7892。

(2017年6月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)
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