2006年01月28日

映画「こんばんは」川崎上映会実行委員長・梅井忠さん〜問い直す教育のあり方

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昨年の暮れ、川崎区・中原区・多摩区の3カ所で、述べ300人以上の観客を集めて、ドキュメンタリー映画「こんばんは」の上映会が開かれた。

映画は東京都墨田区の夜間中学を舞台に、年齢や国籍に関係なく、義務教育を受けられなかった人や外国人などが学ぶ姿を、3年の月日をかけて撮影した作品だ。「教育のあり方とは何か」を問い直す内容になっている。 

上映後には、この映画の監督である森康行さんと、上映会を企画した梅井忠さん(24)=写真=とのトークショーがあった。

梅井さんは現在、川崎市内の定時制高校に通っているが、いじめが原因で高校を中退した経験がある。上映会を企画したのは、「不登校の子どもたちに、学ぶ機会は全日制だけではなく、定時制など他にもあることを知ってほしかったから」。

上映後のアンケートでは、「何歳になっても前向きに生きる方々に元気をもらった」などの感想が寄せられた。その手応えを胸に、梅井さんは次回に向けた企画を構想中だ。

(2006年1月28日 神奈川新聞掲載 かわさき市民活動センター)    
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2005年04月09日

カラカサン〜女性への暴力 根絶願い

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カラカサンとは、フィリピンのタガログ語で「力」という意味だ。夫からの虐待を受けて体も心も傷ついた女性たちの居場所=写真=である。 悩みを打ち明け、相談し合い、力を得て自分を取り戻すことを願って命名した。フィリピンを中心に、アジアからの女性が多い。

結婚前は優しかったのが、結婚や妊娠を境に豹変(ひょうへん)し、暴力を振るう日本人の夫がいる。子供のために我慢しようとしたが、こらえきれず逃げだした人や離婚した人。あるいは夫が亡くなったとき、夫の家族や親せきから妻として認められず、家から出ることを迫られた人もいる。日本人同士の結婚でも暴力はある。妻への暴力は全女性の共通の問題であると、共同代表の西本マルドニアさんは語る。

「なぜこんなに暴力を振るうのだろうと思いました。でもよく見ると、その夫も暴力を受けて育ったケースがよくあります。家庭の問題です。物は豊かでも心が育っていない。社会の問題でもあると思います」

女性共通の問題だから、国籍や民族に関係なく、ともに手をつないで活動しようと、西本さんは力強く語った。

(2005年4月9日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 佐藤 葉)
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2004年05月29日

花みずき〜女性の自立支援を目指し

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女性のためのカウンセリンググループが中心となって5年前に発足しました。子育てや家族の人間関係で悩む女性が自ら問題を解決していくための相談や、生活支援をしています。

相談には、母子家庭として再出発する30代、離婚や別居を考える中高年など、10代から80代まで幅広くおいでになります。赤ちゃんを抱えた母親、思春期の子供ともかかわっています。夫からの暴力、借金や失業など経済的な行き詰まり、住居を失うという問題に加え、心身の不安定が重なっている相談者もいます。

女性が自立するまでの物心両面の支援が主な活動ですが、広く理解と協力を得るため、「ボランティア講座」を開催しています=写真=。 

運営には、会費のほかに支援者、企業、団体から頂く品物や寄付などを充てています。

相談者が安心できる生活を取り戻しているのを見ると、「活動してきてよかった」と思います。今後も市民活動の柔軟性を生かした支援が継続できるよう、日々努力していきたいと思っています。

(2004年5月29日 神奈川新聞掲載 花みずき事務局)
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