2008年07月19日

NPO法人グループ・ビボ〜暴力受けた女性が避難

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女性による女性のためのシェルターを運営するグループ・ビボ。夫や恋人など親密な男性の暴力から逃れてきた女性たちに、避難場所を提供し、支援する民間団体だ=写真はすくらむ21での活動紹介の様子=。

今年で8年目となる現在、シェルターを24時間守るのは、ボランティアを含む31名。滞在中の食材や今後の生活に必要な情報の提供など、本人の気持ちに沿った支援を行う。場所の秘匿や病気への対応、利用者間の調整など、緊張が伴う場面もある。しかし、かつての利用者が元気でいることを耳にした時など、気持ちが和む瞬間もある。

スペイン語で「私は生きる」という意味の「ビボ」。一方で、生き続けようとする女性たちを支える活動には、運営費やさらなる家屋の確保など、抱える課題は多い。

最後にビボの夢を聞いた。「シェルターに入る女性がいつの日かいなくなること」と、すぐに答えが返ってきた。

(2008年7月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・山本雅恵)
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2007年04月07日

ウーマンズ・アイ〜学習意欲かき立てられ

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ウーマンズ・アイは、1999年に宮前市民館が主催した女性セミナー「10年後の行動計画」の受講者有志12人で結成された女性学の自主学習グループだ。

「家事や育児が、妻だけに重くのしかかるのはなぜ」など、暮らしの中で生まれる“納得がいかないこと”の解決を目指し、さまざまな学習会に参加して、知識を積み重ねてきた。

最近では、親しみやすい方法で、ジェンダーという言葉に触れられるパフォーマンスやイベントを開催している=写真は昨年のイベント。2002年には、「目覚めのススメ」と題された「ジェンダー落語」を招致。「女だから・男だからという意識に縛られ、生きづらさを感じている自分に気付こう」という内容。ウーマンズ・アイの活動理念そのものである。

これまでの活動を通して、他の市民グループとのつながりや協力体制が大きな支えになることを実感。メンバーがそれぞれに、学習の場や活動の輪を広げていくことも、グループの発展につながる、と考えている。

しなやかに、「進化の道」を歩んでいる。

(2007年4月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・落合文子)
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2006年03月25日

CAPかわさき〜暴力から自分守る子に

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米国から導入されたCAP(Child Assault Prevention)とは、子どもたちが暴力に対し、自分を守るための知識や方法を学ぶ教育プログラムである。  

子どもたちが身の危険を感じたり、いじめに遭ったとき、地域の大人ができることは何か。そんな思いをこめて「CAPかわさき」が設立されて6年になる。

川崎市では権利学習派遣事業の一環として学校での授業で取り入れられている。 

この内容の特徴は、親と子別々に講習が行われることである。参加者が自ら考え、意見を述べ合い、劇などを通してミニ体験をして学びあう。普段はあまりなじみのない「暴力」というテーマに興味を持って参加できるよう工夫されている=写真。

会の代表・稲葉辰子さんは、「子どもの心や体を傷つける暴力をなくすには、活動を通じて家庭や学校、地元の強い連携プレーをつくることが大事だ」と説く。

「大声の出し方や、知らない人とは大人2人が互いに手を伸ばしても届かないくらいの距離に立つなどの実践方法を学べて役立ちます」と感想を述べる保護者には講習のリピーターになる人も多い。  

(2006年3月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)
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