2017年05月20日

特定非営利活動法人NPO福祉支援ゆうやけネット〜地域福祉にIT活用

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パソコンなどの情報端末を通じてボランティア活動を活発に推進しているのは、川崎市川崎区にある特定非営利活動法人「NPO福祉支援ゆうやけネット」。設立は2008年、IT活用による地域福祉向上に寄与しようと、有志11人が集まって立ち上げた。

現在は、障害者や高齢者を中心に、パソコンよりも操作が簡単なタブレットの利用を呼び掛け、「インターネットが分からない」「毎日の買い物が大変」という人々にその利点を感じてもらい、毎日が楽しく豊かになるよう訪問型の勉強会を実施。4、5人が集まれば、都合の良い日時・場所で2時間ほど操作を無料で教えている。

また、個別相談会を月に2回、川崎区福祉パルかわさきとかながわ県民センターで開催。1人でも気楽に参加できる。

7年前から福祉住環境の改善と住みやすい豊かな社会の実現を目指し、市内のバリアフリー情報調査を開始。「川崎区バリアフリーマップ」の発行や団体のホームページ上では新たな情報を随時更新している。

理事長の程田和義さん(62)(=写真右)は「今後は外出が困難な人向けの自宅訪問に力を入れたい。他団体では積極的に行っていない事業。そこに自分たちの存在意義がある」と語る。問い合わせは、同ネット 電話044-220-1588。

(2017年5月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)
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2017年04月15日

稗原ゆ〜ず連絡会〜顔が見える関係から

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稗原(ひえばら)ゆ〜ず連絡会は、2015年6月、川崎市宮前区の稗原小学校区内の七つの自治会と医療・障害・介護施設など14団体が集まって発足した。

代表の川田和子さん(63)(=写真中央)は、「高齢化が進み、認知症への不安は誰もが持つ。ひとりの人間として自分を受け止めてくれる地域ができれば不安は少し軽くなるはず」と話す。自治会長の立場から「小学校区内の自治会が連携し、顔の見える関係を増やしていきましょう」と自ら呼び掛けた。

連絡会は2カ月に1回。顔を合わせ地域で起こったことを共有する。小学校の体育館でのイベントや、健康づくりのための勉強会を連絡会の団体・施設のスペースを借りて開催している。中でも「脳&筋トレ講座」では、自らも学び、リーダーとして広める役割を担う人を募集し育成している。「得た知識を顔が見える関係から広めていく」と川田さん。

区内にある「ユーズカフェ」が、連絡会拠点のコミュニティーカフェとして協力し、高齢、障害などの不安について「ちょっと教えて」の相談窓口も担う。「カフェを開こうと自宅を改装したものの、不安で開店できずにいた私の背中を『ここで連絡会、集まりましょう』って川田さんが押してくれたんです」と店主の碓井正子さん(=同左)はほほ笑んでいる。

(2017年4月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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2017年02月18日

すずの会〜住民主体の地域ケア

2016.12.11すずの会「すずの家」(小).jpg

「自分たちの介護経験を地域で生かし、介護をする家族をサポートできないか。行き場を失った家族や当事者の集う場所が欲しい」。こんな思いで、PTA仲間5人が22年前、すずの会を結成した。現在会員は72人。2014年には、いつでも利用できる拠点をと、宮前区野川にすずの家をオープンした。

ここでは週2度、「ミニデイ」を開いている(=写真)。利用者の会話が弾み、楽しみの場になっている。ボランティア手作りの昼食は皆完食だ。地域包括支援センターからの依頼で受け入れた70代の男性は、当時事業に失敗し、家族とも別れた独り暮らしの生活保護受給者。リストカットを繰り返す重度のうつ病患者だったが、ここに通ううちに徐々に笑顔が増え、元職人の経験を生かし施設の修繕などにも活躍する。

また、別の独り暮らしの70代男性は、自宅でガスコンロを付けたまま寝込んでいるところを発見され、会を「命の恩人」と言う。この時は、会を支援している医師に連絡し、入院手続きまでを行った。

ボランティアとして活動する元中学校長の津田知充さん(77)は「お年寄りの話からスタッフの私たちが教わることが多い。ボランティアで日当がもらえるのもうれしい」と語る。

代表の鈴木恵子さん(69)はケアマネジャーと社会福祉士の資格を持つ主婦。「住民が主体となって、お互いに地域でケアすることが大切」と語る。

(2017年2月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)
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