2017年08月26日

にっこり自力整体〜ラジオ体操のように

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「乳がんになって学んだものを人々の健康に役立てたい」と大野敬子さん(52)は2015年12月に「にっこり自力整体」を設立した。

「自力整体」とは、矢上予防医学研究所が開発した「自分で行う整体法」であり、「整体・整食・整心」で構成されている。“ナビゲーター”と呼ばれる講師が全国に500人おり、大野さんもその一人だ。

大野さん自身が実践したことで、冷え症や便秘が改善し、体調が良くなった経験から「自力整体」は未病につながると、参加者への指導に熱が入る。「日々明るい心で、人にも自分にもにっこり」を信条に大野さんはプログラムを進める。

「輪っかタオル」を用いて行う運動(=写真)が特徴的で、体の部位や目的に応じたさまざまなバリエーションがある。現在、川崎市中原区の3カ所で活動中。参加者からは「腰痛が改善した」などと好評という。現在までに約100人が来場、その大部分が口コミで活動を知ったとのこと。自宅でもできるよう「輪っかタオル」の作り方や使用法が書かれた資料を手渡し、メールでの相談も受けている。

「皆が自身の整体師になって『自力整体』を実践する人の輪が広がり、ラジオ体操のような地域活動になったらうれしい」と語る。問い合わせは、大野さん 電話070-1317-1101。

(2017年8月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・朝比奈智美)
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2017年08月05日

かわさき聞き書き隊〜市井の歴史を記録に

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「聞き書き」は、お年寄りの言葉、口癖そのものを文字で書き写し、残すことをいう。「聞き書きボランティア講座」をきっかけに、「かわさき聞き書き隊」は昨年10月、越後谷裕之代表(49)(=写真右)を中心に11人で結成された。

現在は川崎区内のデイサービスや老人福祉施設を訪問。1回の訪問に30分から1時間かけ、平均して5回は通う。現在までに12冊の聞き書き本を作成し、語り手に贈呈して喜ばれている。

「お年寄りから話を聞くことで、埋もれてしまった市井の人々の生活や文化・自然など、自分たちの知らない生きた川崎の歴史を教えてもらう機会になっている。聞き書きは、自分たちの学びや成長の場にもなっている」とメンバーたちは語る。

「自己表現の機会が少ないお年寄りにとって、自分のためだけに来訪し、自分の人生を聞いてくれる「聞き書き」の時間は楽しく、来訪を待ちわびるようになる。健康の活性化にもつながる」と介護老人福祉施設桜寿園施設長の仁科敦子(あつこ)さん(57)は評価する。

越後谷代表は「将来は中高校生を巻き込んで、お年寄りから聞き書きをしてもらい、より多くの生きた地域の歴史や経験を学ぶ活動につなげたい」と意欲的だ。問い合わせは越後谷代表  電話 080-4877-1205。

(2017年8月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・矢島 泰弘)
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2017年07月15日

ふれあいサロン・さつか〜自宅サロンでの挑戦

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「他ではやらないことをやる」と2007年、西村颯香(さつか)さん(74)は自宅(宮前区)を開放し、高齢者ミニデイサービス「ふれあいサロン・さつか」を開設した。

同サロンは月3回、木曜日に開かれる。毎月の活動内容は約10人のスタッフ定例会で意見を出し合い決める(=写真)。スタッフ持ち寄りによる昼食会があるほか、春にはお花見に出かける。昨年秋からは近所のスーパーに車で行く「お買い物ツアー」を開始。坂道が多く商店がない住宅街に暮らす利用者は、日頃宅配などで食品や日用品を買っている。「本当はこうして自分の目で確かめて買いたい」と好評だ。

現在、西村さんは、田園調布学園大学大学院に通う。二十数年前に夫が交通事故で高次脳機能障害者となったことで介護が「自分ごと」になり、YMCA福祉専門学校に進んだ。その後、夫は地域の人に支えられながら他界。自身の老いに向き合ううち、地域に恩返しをしたいと福祉相談へ道が定まった。同大学に編入、卒業後に同サロンを開き、今は「子どもと高齢者」をテーマに新たな学びに挑んでいる。

サロン開設10年。立ち上げ時からのスタッフ山本香子さん(74)は「颯香さんは常に新しい風を運んでくる。それを感じて何でも言い合える仲間がここにいる」と笑顔で話していた。

(2017年7月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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