2015年06月06日

かわさきベーゴマクラブ〜児童ら熱中 広がる輪〜

★かわさきベーゴマクラブ写真(神奈川新聞送信用).JPG

小さいけれど、鋭い火花を散らしてぶつかり合うベーゴマ。「かわさきベーゴマクラブ」にはそんな昔懐かしい遊びに熱中する小学生約40人が集い、技を磨く。

会の代表は宮田守さん(64)。「子どもの幼稚園の行事でベーゴマに出合い、私の方がとりこになりました。それから20年、これが自分の人生と思えるほどベーゴマひと筋です」と熱く語る。

相手のベーゴマをはじき出し試合に勝つための技術だけではなく、できるだけ長時間、回す技術も追求する。かつて経営していた鉄工所での経験を生かし、ベーゴマの削り方や焼き入れの方法、色の付け方を子どもたちに教える。「自分だけのベーゴマ」の出来上がりだ。

子どもの小さい手でも糸を巻きやすい「宮田巻き」も考案し、普及させた。市子ども夢パークでの活動では、「師匠」や「おっちゃん」と子どもたちから呼ばれ親しまれている宮田さんを真ん中に、初めてコマを手にする子には“先輩”の子が教え、遊びの輪が自然に膨らんでいく。

「遊びながら、もう私の後継者たちが育ってきましたよ」と宮田さん。技を磨けば自信がつき、ライバルに立ち向かう。「携帯ゲームにはない、汗をかくという楽しさを多くの子どもに教えていきたい」。それが宮田さんの目標だ。

(2015年6月6日 神奈川新聞掲載 市民記者 町田香子)
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2014年07月19日

ふれあいサポートセンター〜空手で勇気と自信を

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空手道を通じて多くの人に勇気と自信を持ってほしいと、加藤功さん(63)=七段=が高津区内で開いている空手教室。3年前、その教室に心身に障がいのある人たちを受け入れ始めた。その取り組みを今年4月、「ふれあいサポートセンター」と命名し、参加者を募っている。現在の会員は5名だが、活動を広げる計画だ。

加藤さんは、16歳で始めた空手を人のために役立てたいと考えてきた。60歳で会社勤務をやめ、地域社会とつながっていくことに軸足を置いたのは、13歳のとき、慕っていた実兄=当時(18)=を病気で亡くし、「歳(とし)を重ねる前に寿命を迎えることもある」と考えさせられたからだ。

稽古では腰を落として体の軸を安定させる。突きや蹴り、手刀(しゅとう)を繰り出し、稽古場が震えるような声で気合を入れる。 会員の高橋達也さん(27)は「上肢・下肢障がい」部門の全国大会で優勝するまでの努力を重ねている。県立高津養護学校の高等部に通う女子生徒(15)は「人前で話すことが苦手だったが、稽古を重ねてそれを乗り越えている」と母が語る。女子生徒も「楽しい」と話す。

「孤立せずみんなと稽古することが自信になる」と加藤さんは言う。障がいの多様さも学んでいる。「もっと学んでつながって、これだけやってきたよ、と兄に報告できるまでになることが私の目標」

(2014年7月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)
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2014年07月12日

NPO法人チャレンジドサポートプロジェクト〜障がい者の余暇支援

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「NPO法人チャレンジドサポートプロジェクト」は、知的障がい者の父親と教師を主なメンバーに2013年に設立された。グループホーム運営や余暇活動を通じ障がい者とその家族を支援していくことを目的としている。

事務局の今泉修一さんは特別支援学校の元教師。「障がい者は学校を卒業すると、親や施設職員以外の人と接する機会が少なくなり、運動不足やストレスで肥満になるといった健康不安が増す。また、親は自分がいなくなった後の子の将来を心配する」という。それが、障がい者の「あそびば」をつくりたいと余暇活動支援を始めたきっかけだ。

高津区内の総合型スポーツクラブに障がい者部門の設立を呼び掛けるなどし、ほかの障がい者自主活動グループとスポーツや創作活動、コミュニティカフェを土曜に開催している。ソフトボールには毎回、25名ほどが集まる。
「参加者の皆さんは活動を楽しみにしている。同じことを同じ時間に同じメンバーで同じように行えるのはとても大切なこと。そこに来ることで安心感が生まれる」と今泉さんは話す。

現在の課題は、活動場所の安定的な確保と障がい者理解を深めるための広報活動。運営には継続性が必要だが、専用の施設がない。「日ごろの地道な活動から障がいに対する理解をより深め、支援者や参加者を増やしたい」。連絡先は 電話044-750-9961。

(2014年7月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・島田悦子)
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