2016年05月14日

絵本の会あいあい〜自然との出合い提供

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絵本を読んだ後には、必ずと言っていいほど絵本のモチーフとなる木の実や花びら、時にはカニや魚など、自然の素材が登場する。紙上に広がる「絵本」の世界を、本当の自然につなげる。「絵本の会あいあい」のお話会ではそんな読み聞かせをしている。

プラザ大師の読み聞かせ講座の受講生が立ちあげた「絵本の会あいあい」は、市内のわくわくプラザや市民館で、そんなお話会をして14年になる。

4月6日、花曇りのこの日は、大師河原の公園でお話会。生きものや自然の絵本を読んだ後に、絵本に登場したヘビのパペット(手人形)がやってきた(=写真)。草の上に並んだ子どもたちの前で、「ぽかぽか春がやってくるとヘビさんが出てくるぞ〜」と2匹のやりとりが始まった。

そして次に登場したのが「三線」だ。沖縄の楽器だが、ニシキヘビの皮が張ってある。さすがに本物のヘビを持ってくることはできないので、代わりの出番となった。メンバーがテンテンと鳴らし、「海の声」と童謡の「春が来た」を一緒に歌った後、子どもたちが恐る恐る触りだす。手のひらに本物のヘビのうろこの感触が伝わる。

「これからも絵本と自然の出合いの場となるようなお話会を続けていきたい」。あいあいの願いだ。

(2016年5月14日 神奈川新聞掲載  市民記者・佐川麻理子)
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2016年04月16日

日本だじゃれ活用協会〜奥深い言葉遊び広め

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特別な道具や広い場所はいらず、普段使っている言葉で楽しい世界がつくれる言葉遊びが「だじゃれ」だ。江戸時代にも「一斗二升五合」を「ごしょうばい・ますます・はんじょう」と読ませた言葉があるように、日本人は言葉遊びのDNAをもっているようだ。

「一般社団法人日本だじゃれ活用協会」の鈴木英智佳さん(41)は、人と人とのコミュニケーションを円滑にするツールとして「だじゃれ」に着目した。2014年に同協会を設立し、現在 9人のメンバーが、この魅力を伝えるワークショップを全国で開催している。

15年10月には、市立久本小学校(高津区)に招かれ、国語学習の一環として「だじゃれ川柳」の授業を任された(=写真)。作り方を教える合間にも、「カーテン、かってに閉めて」など、だじゃれを連発して教室を和ませた。子どもたちも「どんぐりが どんどんクリに 見えてきた」「お客さま サンマを買うなら 3万円」などと発表し、クスクスと仲間の笑いを誘った。

「だじゃれは、語彙(ごい)力も創造性も必要で奥深い。『DAJARE』が世界でも通用する言葉になるとうれしい。将来、介護福祉施設でイベントを実施し、高齢者がだじゃれつくりを楽しみながら認知症予防などで役立てられたら」と鈴木さんは夢を語る。 

(2016年4月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)
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2015年12月05日

かわさきブラス・ファミリア〜音楽で紡ぐ家族の輪〜

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練習室の扉を開けると、爽やかな楽器の音色と賑やかな子どもの声が響く。

かわさきブラス・ファミリアは、家族ぐるみで参加できる吹奏楽団体だ。年1〜2回の大きな演奏会のほか、病院や福祉施設への訪問演奏も行う。今月13日、午後2時からエポック中原で開催される演奏会に向けて、メンバーは練習に励んでいる。

「吹奏楽団体に入ろうと思っても子連れだと参加しづらい」と、代表補佐の榎本未穂さんは語る。同じように悩む人たちを中心に、2010年に立ち上げた。当初は楽器パートの人数に偏りが出てしまったこともあったが、現在は約50人が「吹奏楽団」として活動している。

家族で参加できるため、練習では子どもを抱っこしながら楽器を吹くお母さんや、演奏中の曲に合わせて口ずさんだり踊ったりする子どもたちも居る。

演奏会では900人規模のホールが満員になる。参加者のアンケートには「赤ちゃん連れで入れるコンサートが少ないのでありがたい」という声も多い。広い年代の人が楽しめるような選曲も心掛けている。

「継続して演奏会を開催し、一人でも多くの音楽ファンをつくりたい。特に子どもたちに興味を持ってほしい」と、代表の榎本満さんは語る。

(2015年12月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・昆野夏子)
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