2016年08月13日

麻生区歴史観光ガイドの会〜地域の歴史を歩く

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「麻生区に川崎市の最高地点や水力発電所があるなど、地元を知っているようで、結構知らないところが多い」。これがガイドツアー参加者の多くの声だと、「麻生区歴史観光ガイドの会」(=写真)代表の飯塚洋三さん(72)は語る。

会は麻生市民館の自主学級で、地域史を3年間学んだ人の中から賛同者を募り、2007年11月に産声を上げた。現在、麻生区観光協会の一部門として、7人のメンバーで活動している。

年7回、観光コースを組んでセレサモスや王禅寺、浄慶寺など、麻生区の名所旧跡をガイドしている。歩きながら地元の歴史を学べると、毎回定員(30人)を超える応募があり、抽選になるほどの人気となっている。

ガイドになる人は歴史好きが多く、先祖代々地元に住んでいる人から、「ここは以前谷戸だった」などの地形の話や義経伝説など、昔話を聞きながら研さんを積んでいる。地域の高齢化が進む中、こういった話を聞ける貴重なチャンスを生かし、記録にとどめる活動も、これからの重要な役割と位置付けている。

団体の悩みは、麻生区内だけではコースが限定されてしまうことで、これからは北部周辺地域なども視野に入れ、麻生区歴史観光ガイドの会ならではの観光コースを模索している。

(2016年8月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)
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2016年07月23日

NEC玉川吹奏楽団〜多彩な曲で会場満喫

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NEC玉川吹奏楽団は、NEC玉川事業場(川崎市中原区)や近隣事業場に勤務する同社と関係会社の社員約60人による吹奏楽団だ。設立は1957年で来年創立60周年を迎える。

当初は社内行事での演奏がほとんどだったが、「地元川崎の皆さんと共に」という思いから、小学校で音楽鑑賞教室を実施。現在は定期演奏会やチャリティコンサートなどの形で市内を中心に数多くの演奏会を行っている(=写真)。

今年5月には事業所近隣住民を招待した「第13回なかはらふれあいコンサート」を社内ホールで開催。遠出が困難な高齢者や子育て中の親子にも気兼ねなく参加してもらえるよう、来場者に年齢制限を設けていない。アニメソングから童謡メドレーまで多彩なジャンルの曲を披露し700人規模の会場を埋めた聴衆を楽しませた。

同楽団が作曲家に依頼して完成した曲の一つに「ファンファーレ『はやぶさ』」がある。小惑星探査機はやぶさプロジェクトの成功を記念したスケールの大きな曲で、団員は日本の技術力への誇りを持ちながら特別な思いを込めて演奏している。

副楽団長の久野秀策さんは語る。「今後も皆さまに感銘いただける演奏を心掛けたい。ぜひ、演奏会に足を運んでみてほしい」。次回の無料演奏会は、「第12回ファミリーチャリティーコンサート」で10月23日(日)、NEC玉川事業場ルネッサンスシティホールで予定している。

(2016年7月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)
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2016年06月25日

久地円筒分水サポートクラブ〜憩いの場保全に尽力

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高津区久地にある国登録有形文化財「久地円筒分水」は、二ケ領用水の水を田畑の利用面積に応じて四つの堀に正確に分水するための施設。当時の最新土木技術を駆使し考案された装置で1941年に完成した。

時代が変わって、分水する役目はほぼなくなり市民が集う憩いの場に変わった。コミュニティーと魅力ある地域づくりを目指す有志により、2010年3月に結成された「久地円筒分水サポートクラブ」が、その維持管理とガイドおよび近隣小学校の学習支援を担っている。

毎月第4月曜日の午前10時から、同分水内のコケや藻の除去、周辺広場の雑草取り、芝刈り、ゴミ収集など清掃活動にいそしむ(=写真)。7〜9月は暑さを避け午前8時30分から開始。それぞれ担当する作業をこなし、休憩するときは一斉に木陰に集まり談笑しながら水分を補給する。

桜が咲く季節はひときわ美しい景観となり、お花見や散策する人でにぎわう。これまで同広場で「円筒分水スプリングフェスタ」などが開催されたが、駐車・駐輪スペースやトイレがないなど、イベント開催に不可欠な課題も残る。

代表の吉田威一郎さんは「歴史ある貴重なこの水辺を活用しながら守り、後世に伝えていきたい」と抱負を語る。ガイド依頼は高津区役所企画課 電話044−861−3135。

(2016年6月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
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