2016年10月15日

声楽家 市川洋子さん〜歌と地域に生きる

テキスト添付用.jpg

中原区を中心に、30年以上にわたり地域に根ざした音楽活動を続けている声楽家の市川洋子(ひろこ)さん(=写真)。

音楽との出会いは小学1年のときだった。歌は大好き。でもピアノの上達には時間がかかった。なんとか褒められたいとあきらめずに頑張った。

中学高校ではコーラス部に所属し、音大に進学。30歳を過ぎた頃、区内の看護学校で歌を教え始めた。これが病院内コンサートや区役所コンサート出演へのきっかけとなった。また、20年間にわたって母校のOGコーラス部を指導している。

専門はクラシックだが、地元FM放送の出演がきっかけで、唱歌や童謡について独学で勉強した。それは、高齢者や障がい者施設への訪問時、「故郷」など、懐かしい親しみのある曲の披露につながっている。夢のある音楽の世界を味わってほしいと、フォーマルなロングドレスで歌えば客席の参加者の瞳が輝く。

市民が歌えて交流のできる音楽喫茶活動は、10年目を向かえた。今年4月からは「HIROミュージックサークル」を立ち上げ、地元喫茶店の協力の下、途切れなく続いている。「音楽に導いてくれた両親や、支えてくれたコーラス仲間が私の全て」と感謝を忘れない市川さん。今でも好きな言葉は「継続は力なり」である。

(2016年10月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)
posted by 市民発担当 at 17:06| Comment(0) | 文化・芸術

2016年10月01日

専修大学落語研究会〜高齢者和ませ元気に

写真松川さん-1.jpg

中原区井田地区の高齢者施設などで開催される「落語カフェ」で一役買っているのが「専修大学落語研究会」。2014年6月から同カフェの高座に上がり、口演を続けている。

「落語カフェ」は、高齢者らが住み慣れた地域で元気に暮らし続けられるよう「いだ地域包括支援センター」が開催。同高齢者施設では毎月、近くの神社境内の会館では奇数月に設けられている。大学生の落語とひきたてコーヒーが楽しめるカフェは、顔見知りや初対面など多くの地域住民が集う。企画・運営する同センター長の横山正太さんは「なによりも学生さんの参加があってこそ」と話す。

同落研の真打から新入生の部員のうち、毎回3人ずつが交代で担当。明るく楽しい演目をえりすぐるよう心がける。カセットテープの出ばやしとともに高座に上がり、日ごろの鍛錬の成果を披露。本題の前に話す“まくら”から、現代の若者の日常の様子がよく伝わる。

客席から「あら〜」「そう〜」と声がかかり、さらに場が和む。子育て・孫育てのような気持ちで、「噺(はなし)家」としての成長を見守る常連さんもいる。普段あまり接点がない高齢者と若者が、落語を通じて世代の違いを実感し認め合う。

同落研代表の松川昂史(たかし)さん(=写真)は「学業との両立は大変ですが、高齢の方々と関わりの持てるこの活動を長く続けていきたい」と語る。

(2016年10月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
posted by 市民発担当 at 16:08| Comment(0) | 文化・芸術

2016年09月10日

かわさきキネマサークル〜川崎の「今」を魅せる

CF撮影5.jpg

かわさきキネマサークルは、映像制作を楽しく学びながら、映像による社会貢献を目指している。

設立のきっかけは、2010年4月、川崎市が小学校の授業に映像制作を導入したことにより、応援のボランティアが必要になったため。そこで出会った有志たちが活動を立ち上げた。

11年から、市民の手で街や市井の人々の記録を残そうと、「かわさき市民ニュース」の動画制作を開始(=写真)、現在までに145本を制作した。代表の東信一郎さんは、「昔、映画館で上映していたニュース映像『神奈川ニュース映画』を引き継ぐつもりで始めて、川崎の“今”をニュース配信するとともに後世への記録を蓄積することを意識しています」と語る。

本年度から始めた、かわさき市民公益活動助成金事業「かわさきビューティフル!」は、女性メンバーによる発案。

川崎市は南北に広く、地理や歴史、文化的な特徴に富み、美しい場所が数多くあるが、住民には意外に知られていないことに着目。里山や工業地帯にも残る豊かな自然の風景など、その魅力を生き生きとした映像で広めていきたいと熱意にあふれている。

かわさきキネマサークルの動画はホームページ(http://kcn.minibird.jp)で随時更新、新たな参加者も募集中。

(2016年9月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・山口広美)
posted by 市民発担当 at 16:15| Comment(0) | 文化・芸術