2018年02月24日

社会人落語やかん寄席実行委員会〜大いに笑って元気に

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古典落語にある「やかん」に笑いを沸かせるイメージを重ねた「やかん寄席」。職業を持ち週末に活動する30〜60代の8人のメンバーによる「社会人落語やかん寄席実行委員会」が企画・運営を担う。

代表の保坂千秋さん(42)らは、趣味として落語教室に通って覚えた多くの噺(はなし)を披露できる場にしようと、2016年2月に同委員会を設立した。

同年に開催した初舞台が、予想以上に集まった観客でにぎわうのを目の当たりして驚いた。「地域住民らが集い、大いに笑って心身ともに元気になれる場として続けていかなければ」と保坂さんらは自覚した。

漫才・三味線・新内節・都々逸・唄や舞踊などを披露する ゲストの依頼に奔走。メインの落語と一緒に、多種多彩な演芸に親しんでもらう。特製の手ぬぐいやクッキーなどが当たる「お楽しみ抽選会」もあり、観客と出演者の拍手と歓声が会場を沸かせる(=写真)。

「伝統芸能の魅力を伝えながら、活気ある地域づくりを目指して活動の場を増やしていきたい」。保坂さんらの思いはさらに大きく膨らむ。

誰もが気軽に落語や演芸を楽しめる「やかん寄席」は、「てくのかわさき」(川崎市高津区)のホールで年3回開催。次回は4月7日(木戸銭無料)。問い合わせは、保坂代表 電話090(1777)4718。

(2018年2月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
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2017年09月30日

相馬どんこの会〜震災を「文字」で残す

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「相馬どんこの会」(川崎市川崎区)=新保一男会長(70)=は、東日本大震災からの復興を目指す故郷の福島県相馬市を応援している。

関東圏に住む1947(昭和22)年生まれ20人の同級生が5年前に設立した。故郷相馬の休耕田に花を育て、伝統の民話を受け継いでいる。地震、津波、風評のすさまじさを伝えたいと民話や講談を通じて、故郷や川崎市で人のつながりを広げている。

「福島の民話は天明の飢饉(ききん)から生まれ伝わるものもあるようです」と初代会長の島村艶子さん(70)(=写真最前列左)は話す。帰郷のたびに老人ホームを訪ね、お年寄りから民話を聴く。そこに津波のすさまじさを伝えるエピソードを加えて、文字で残したいと考えている。

島村さんは震災直後、故郷へたどる間道の寺で聞いた「お春地藏」の話を整理して同寺の境内で披露した。毎月第3火曜日には川崎市幸区の「住まいるCafé」で仲間と川崎の民話も披露する。各地の語りで得た寄付金が花の種の購入資金になる。

副会長の石川美由紀さん(60)は「相馬には今、何もありません」という。届けた種が休耕田で花開き風に揺れる。「きれいだね」との声も聞かれる花畑が広がる。「風評に向き合う故郷への私たちの思いです。元気でいてほしい」と島村さんは願う。

故郷の魚ドンコの甘辛の煮つけを味わいながら「相馬を思う強い気持ち」で故郷を応援する。問い合わせは、電子メールで島村さん(qqhf5rt9k@sweet.ocn.ne.jp)。

(2017年9月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)
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2017年09月16日

きもの文化・歴史風俗研究会〜和の文化を次世代へ

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日本が世界に誇る文化の一つ、「着物」の魅力を次世代へ伝え続けようと、「きもの文化・歴史風俗研究会」がNPO法人として活動を開始したのは2000年12月。現在30〜80代の女性を中心に70人で活動中だ。

子どもたちのために自分たちの持つ技術や知識を生かしたいという思いから始まった「歴史へのご招待」は毎年11月に開催され、今年で36回目を迎える。

小学生によるハンカチの紅花染め体験発表や中学・高校生着付けマナーコンテストのほか、特別講演が用意されている。コンテスト出場者からは「立ち振る舞い方も身に付いた。花火大会には浴衣を自分で着て参加する」という声も聞かれる。

新たな取り組みとして、川崎大師で和を体験できる、「きもので川崎大師『大師変身館』」を7月に開館。川崎大師観光協会、川崎大師商店街連合会と協力し地域の活性化を目指す。女性には振り袖や小紋をはじめ江戸時代の町娘、男性には新撰組、子どもには忍者など、バリエーション豊富なメニューをそろえ、他の観光地より格安でレンタルと着付けを行っている。

会長の尾ア弘子さん(71)(=写真右)は、「着物は四季を味わう心や洋服にはない非日常が体感できる。若い方や外国の方にも来館してほしい」と語る。問い合わせは、みやうち着物学院 電話044(744)2656。

(2017年9月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)
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