2015年09月19日

レインボーリング〜子育て講座で輪広げ〜

レインボーリング2-1.jpg

レインボーリングは、中原市民館で子育て講座を受講した母親たちが「講座を残したい」と立ち上げたグループだ。2010年に市民自主学級としてスタートし、「『ちょっと待つ子育て』してみませんか」をキャッチフレーズに現在は11人で講座の企画運営を続けている。

毎年9月から12月に約10回の講座を開く。対象は2、3歳児を持つ親。募集で集まった固定メンバーが保育付きで全講座を受ける。保育は、昭和の時代から中原区で保育活動を続けるグループ「にじの会」の自称「保育のおばちゃん」たち。親は約2時間、子どもから離れじっくり「ひとりの自分の時間」を持つ。

専門家から「2、3歳児の自我の発達」を学び、わが子の今が「当たり前の姿」と気づく。講座中盤、「にじの会」のメンバーから保育室での子どもの様子を聞き、輪になって語り合うころから毎年親たちの肩の力が抜けていく姿が見えるそうだ。

回を重ねるうちに地域に仲間ができる。修了時には「来年も関わりたい」と数人から手があがり、翌年はフレッシュなメンバーとして講座の企画運営をしていく。

代表の茅記子さんは「私はこの講座で『私、大丈夫』って思い助けられた。一歩踏み出せば地域には子育ての仲間がいることを伝えていきたい」と話していた。

(2015年9月19日 神奈川新聞掲載 市民記者 清水まゆみ)
posted by 市民発担当 at 00:00| Comment(0) | 子育て

2015年08月15日

NPO法人くるみ―来未〜自分らしさ失わずに〜

IMG_0797.JPG

「7色そぼろ弁当作り」に自閉症児の親子4組が7月12日、川崎市男女共同参画センターに集まった=写真。「支援を必要とする子は社会との接点が少なく、親も子も生きづらさを感じたり、自分らしく生きられないときもある。そうした子や親同士のつながりとホッとできる居場所を作ろうと企画した」と、「NPO法人くるみ―来未」の理事長の太田修嗣さん(39)は語る。

理事長自身は父子家庭で自閉症の息子を育ててきた。その経験を生かして、自閉症児の家族のために心を少しでも軽くしたいと、2014年、仲間が12人集い団体を設立。会の名に「明るい未来はどんな人にもきっと来る」という願いを込めた。

イベントでは楽しい雰囲気を共有する事を大事にしている。弁当作りでは、言葉で言われただけでは動きづらい子も料理ができるように調理方法を動画にした。全員体験できるよう工夫している。家でも作りたいという子も現れた。食後のお楽しみクイズや発表にも力を入れる。発車メロディーで駅名を当て、喝采を浴びた子、新幹線こだまの駅名を暗唱する子など、自分の子の活躍を見て親も笑顔になる。

理事長はさらに自閉症児の理解を広めたいと、中学校や特別支援学校に出向き、体験談を混えた研修会を始めている。

(2015年8月15日 神奈川新聞掲載 市民記者 高橋喜宣)
posted by 市民発担当 at 00:00| Comment(0) | 子育て

2015年08月08日

風の泉〜かけ算九九でつなぐ〜

KIMG0178 使用.JPG

「2×1が2、2×2が4」と、かけ算九九表を見つめ読み上げる子どもたち。大人たちがその子どもの目を見てちゃんと聴いてあげることから始まる「かけ算九九暗唱プログラム」。「風の泉」は独自に開発したこのプログラムを使って宮前区内の小学校で学習支援活動をするグループだ。

設立は2010年。地域で人々の関係が希薄になり子どもの未来に危機感を抱いた大人たちが、子どもたちや学校の現状を教育ボランティア体験やシンポジウムを通して学んできた。その中で学習のつまずきは「かけ算九九」から始まることを知った。そこで地域の大人と子どもの関係を築くツールとして「教える」のではなく、寄り添い「褒める」姿勢で一人一人の子どもと向き合う。現在6人が中心メンバーとなり保護者、地域住民と一緒にボランティア活動を続けている。

教室の中で子どもたちは、「今度はここにする」と「九九名人カード」を持って聴いてもらいたい大人を選び机の前に並ぶ(=写真)。1段ずつすらすら暗唱できると星シールがもらえ、カードがシールで埋まると九九名人に。

代表の鴨志田由美さんは「道で自慢げに八の段を披露してくれた子どももいます。地域の子ども全員が九九は言える自信を持てるよう続けたい」と話していた。   

(2015年8月8日 神奈川新聞掲載 市民記者 清水まゆみ)
posted by 市民発担当 at 00:00| Comment(0) | 子育て