2017年02月11日

森とせせらぎネットワーク〜次世代にふるさとを

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「江川せせらぎ遊歩道」は、中原区と高津区の境を流れる江川沿いに続く。かつて田畑を潤した川には今、等々力水処理場からの高度処理水が矢上川に向かって穏やかに流れる。地域の人たちはジョギングをしたり散歩をしたりして思い思いに水辺で過ごす。足下に埋設された雨水貯留管も含め、地域住民の暮らしに欠かせない施設だ。

荒廃した河川跡地をまちづくりに生かそうと、市民らによる「江川の水と緑を考える会」が遊歩道の計画段階から参加。行政と協力しながら13年の年月を費やし、2003年に完成させた。現在は、同会を再編成して誕生した「森とせせらぎネットワーク」が維持管理している(=写真)。

主催する恒例の「灯籠流し」では、子どもらに「お盆」「先祖」「灯籠」などの意味を教え、楽しみながら「伝統行事やしきたり」に親しんでもらっている。一般の人もトイレを利用できるように開放し、誰もが気軽に立ち寄れる場となった管理棟では、絵手紙展や写真展、菊花展などを開催。四季を通じて周辺地域のコミュニティーとなっている。

事務局長の田辺勝義さんは「地域の歴史に欠かせない江川の成り立ちと歩みを伝えながら、“次世代のふるさとづくり”を目指して活動を続けていきたい」と抱負を語る。

(2017年2月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
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2016年05月28日

れもんぐらす〜ハーブで育む先人愛

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南武線宿河原駅から二ケ領用水沿いを歩いて7分。「川崎市緑化センター西園」は、約6千平方メートルに芝生公園や樹木の見本庭園などが広がり、地域住民が緑に親しむ場となっている。

「れもんぐらす」は、この一角で約50平方メートルのハーブ園を開く市民グループだ。設立は2012年4月。近くに住む藤田純子さん(79)を中心に、雑草がはびこり、柵で囲われていた場所を地域住民が活用する許可を得て、草取りから始まった。柵を外し、整地、樹木の剪定(せんてい)などセンターの協力も得ながら5年目になる。

現在10人が所属し、毎週木曜日が活動日。ハーブ園では約80種類のハーブが育てられ、訪れる人に親しんでもらおうと一つ一つに植物名、科名、解説などが書かれた樹名板をつけている(=写真)。作業中、園内を散歩する人から声をかけられ、ハーブの話が弾むといった交流も生まれている。

「両親の介護でアップアップの日々。ここでおしゃべりをしながら土に触れ汗を流す時間で、自分をリセットできる」とメンバーの一人は話す。  

藤田さんは、「緑化センターに多くの人が訪れてほしい。先人が残してくれた二ケ領用水の風や木々の恵みを感じ、ハーブを楽しみながら交流してほしい」と笑顔をみせていた。

(2016年5月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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2016年05月21日

新ゆりアートパークス管理運営協議会“きずな”〜日本一の芝生公園へ

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小田急線新百合ヶ丘駅南口から徒歩約7分、昭和音大南側にある「新ゆりアートパークス」。まるでゴルフ場のグリーンのように美しく整備された3257平方メートルの芝生広場を管理しているのが「新ゆりアートパークス管理運営協議会“きずな”」だ。

会長の森一郎さんは、2007年春から、区民が誇れる公園にしたいと芝生の手入れを始めた。活動に共感した元町内会長や地元の自治会長など仲間が次々に加わり、同年8月に会を設立。土壌を改良し、雑草を根っこから除去し、石を拾い、時間と手をかけてきた。

近くに住む堀佳子さん(=写真中央)は当初から夫婦で参加。夫を亡くした後も美しい芝生を守りたいと活動を続けている。生け垣に入り込んだ雑草も丁寧に取り除き、暑い日には家庭用のスプリンクラーで水をまく。

通常はポールで仕切られている芝生公園だが事前申請すれば誰でも利用できる。条件は「現状復帰」。「日本一の芝生公園」を目指していて「利用者もごみ一つ残らぬよう大切に使ってくれるのでうれしい。」と森さん。12年には緑の愛護に顕著な功績があったとして「みどりの愛護」国土交通大臣賞を受賞している。

作業ボランティアも募集中。土曜朝9時半から2時間程度。直接現地に行くか、問い合わせは森さん 電話044(955)8778、 根占勝彦さん 電話044(955)5344。

(2016年5月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)
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