2017年02月18日

すずの会〜住民主体の地域ケア

2016.12.11すずの会「すずの家」(小).jpg

「自分たちの介護経験を地域で生かし、介護をする家族をサポートできないか。行き場を失った家族や当事者の集う場所が欲しい」。こんな思いで、PTA仲間5人が22年前、すずの会を結成した。現在会員は72人。2014年には、いつでも利用できる拠点をと、宮前区野川にすずの家をオープンした。

ここでは週2度、「ミニデイ」を開いている(=写真)。利用者の会話が弾み、楽しみの場になっている。ボランティア手作りの昼食は皆完食だ。地域包括支援センターからの依頼で受け入れた70代の男性は、当時事業に失敗し、家族とも別れた独り暮らしの生活保護受給者。リストカットを繰り返す重度のうつ病患者だったが、ここに通ううちに徐々に笑顔が増え、元職人の経験を生かし施設の修繕などにも活躍する。

また、別の独り暮らしの70代男性は、自宅でガスコンロを付けたまま寝込んでいるところを発見され、会を「命の恩人」と言う。この時は、会を支援している医師に連絡し、入院手続きまでを行った。

ボランティアとして活動する元中学校長の津田知充さん(77)は「お年寄りの話からスタッフの私たちが教わることが多い。ボランティアで日当がもらえるのもうれしい」と語る。

代表の鈴木恵子さん(69)はケアマネジャーと社会福祉士の資格を持つ主婦。「住民が主体となって、お互いに地域でケアすることが大切」と語る。

(2017年2月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)
posted by 市民発担当 at 16:22| Comment(0) | 福祉・医療・保健
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