2018年06月23日

川崎市認知症ネットワーク〜孤立させず支援続け

川崎市認知症ネットワーク(小).jpg

「認知症の人も一人の生活者として、堂々と生きていきたい!」。この思いの下に、家族会など川崎市内16の市民グループが、1996年に「川崎市認知症ネットワーク」〈柿沼規子代表(74)(=写真右)〉を発足した。

「孤立させない」「認知症を理解して見守り応援する人を増やす」活動を20年以上続けている。家族だけで悩みや困り事を抱え込まず、社会とつなぐことが認知症者と介護する家族の支えになる。同ネットワークは発足時から「暮らしの目線」で地域に認知症への理解を広めてきた。

活動の一つ、認知症啓発寸劇「劇団SOS」の出演者は介護の体験者たち。認知症の人や家族の心理、対応の仕方を分りやすく演じる。男性が悩みを語りやすいようにと「男性介護者の集い」も開いている。

徘徊(はいかい)などで行方不明になった時の不安な体験や、病状の進行で変わってゆく介護生活にどのように向き合うかなど、認知症介護者家族の悩みは深い。地域の隣人たちが、認知症を理解し、見守り、サポートしてくれることを願い、「認知症サポーター養成講座」の講師も派遣している。

柿沼代表は「地域でお互いさまの心が広まり、認知症の人と家族へ手を差し伸べてくれることが、超高齢社会での希望になります」と語る。

(2018年6月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)
posted by 市民発担当 at 16:26| Comment(0) | 福祉・医療・保健

2018年06月16日

よみきかせグループめんどり〜絵本の楽しさ知って

めんどり(小).jpg

高津図書館(川崎市高津区)で水曜日の午後、「よみきかせグループめんどり」によるお話会が開かれる。通常は絵本の読み聞かせと紙芝居、手遊びといった内容だが、夏と冬には特別な「大きなお話会」が行われ、人形劇をはじめ子どもが驚くプログラムが盛りだくさんに用意されるという。

5月20日、同区の「春の大山街道ふるさと館祭」で行われたお話会(=写真)。2人の読み手が「ぐりとぐら」の大型絵本を読み始めると、子どもたちは、主人公とともに冒険の世界に入っていった。

メンバーは12人。1982年に同図書館主催の「読み聞かせボランティア養成講座」を修了した有志で設立。当初から関わってきた代表の平野純子さんは、「子どもたちには、絵本の主人公と一緒に、おもしろいことやドキドキすることを心で体験して、絵本の楽しさを知ってほしい」と語る。

活動は、大山街道フェスタに代表される地域行事での公演のほか、中学校で読み聞かせボランティアの講師も務める。入会4年目で副代表の坂本厚子さんは、「絵本を通して親子の会話が増え、関係が深まれば、うれしい」と語る。

「夏の大きなお話会」は7月18日に開催。問い合わせは同図書館 電話044(822)2413。

(2018年6月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・横山知恵子)
posted by 市民発担当 at 16:29| Comment(0) | スポーツ・レクリエーション

2018年06月09日

海風の森をMAZUつくる会〜臨海部のオアシスに

海風の森写真(小).jpg

川崎駅からバスで約30分、川崎市川崎区の最東端に「海風の森(浮島町公園)」がある。この森は、川崎市の各区に1カ所「市民健康の森」を整備する事業の一環として誕生した。管理運営しているのは「海風の森をMAZUつくる会」だ。

2003年の会設立当初は松とキョウチクトウくらいしかなかった公園に植樹をし、ビオトープを設け生態系豊かな森をつくり上げた。現在、樹木の種類は120種類、草花は100種類以上にも及ぶ。ビオトープは、地震、近年の猛暑、周辺の開発などの影響で干上がってしまい、維持することが難しくなっている。

代表の小笠原由夫さん(88)は、「森の成長が目に見えることで次の活動につながる。臨海部の土地に合った植樹、自然に逆らわない森づくりを目指したい」と語る。

同会の主な活動は、植樹、草刈り(=写真)、枝払いなどで、月3回の割合で実施している。17年からは花壇を作り、ダリアやビオラを植えた。さらに環境学習の場として子供たちを招いてクラフト教室や昆虫観察会なども開催する。

会員の河野和子さん(68)は「この森は臨海部にありながら、河津桜の花見、ドングリ探し、冬芽の観察など四季折々に楽しみがある。お弁当を持って多くの人たちに遊びに来てほしい」と話す。

(2018年6月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・吉川サナエ)
posted by 市民発担当 at 16:14| Comment(0) | 環境