2017年09月30日

相馬どんこの会〜震災を「文字」で残す

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「相馬どんこの会」(川崎市川崎区)=新保一男会長(70)=は、東日本大震災からの復興を目指す故郷の福島県相馬市を応援している。

関東圏に住む1947(昭和22)年生まれ20人の同級生が5年前に設立した。故郷相馬の休耕田に花を育て、伝統の民話を受け継いでいる。地震、津波、風評のすさまじさを伝えたいと民話や講談を通じて、故郷や川崎市で人のつながりを広げている。

「福島の民話は天明の飢饉(ききん)から生まれ伝わるものもあるようです」と初代会長の島村艶子さん(70)(=写真最前列左)は話す。帰郷のたびに老人ホームを訪ね、お年寄りから民話を聴く。そこに津波のすさまじさを伝えるエピソードを加えて、文字で残したいと考えている。

島村さんは震災直後、故郷へたどる間道の寺で聞いた「お春地藏」の話を整理して同寺の境内で披露した。毎月第3火曜日には川崎市幸区の「住まいるCafé」で仲間と川崎の民話も披露する。各地の語りで得た寄付金が花の種の購入資金になる。

副会長の石川美由紀さん(60)は「相馬には今、何もありません」という。届けた種が休耕田で花開き風に揺れる。「きれいだね」との声も聞かれる花畑が広がる。「風評に向き合う故郷への私たちの思いです。元気でいてほしい」と島村さんは願う。

故郷の魚ドンコの甘辛の煮つけを味わいながら「相馬を思う強い気持ち」で故郷を応援する。問い合わせは、電子メールで島村さん(qqhf5rt9k@sweet.ocn.ne.jp)。

(2017年9月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)
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2017年09月23日

「心に星を」市民プロジェクト〜「優しさの種」をまく

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「大人が子どもたちに優しさの種をまき、さまざまな個性を受け入れる心を共に育みたい」。「心に星を」市民プロジェクト(矢澤耕一代表)は、この思いを演劇やイベントを通して伝えていきたいと2016年に誕生した。現在15人で活動している。

10月21日、同プロジェクトが運営する市民演劇「大切な星を心にひとつ」が、川崎市麻生区の新百合トゥエンティワンホールで上演される。

脚本・演出は副代表の成澤(なりさわ)布美子さん(52)(=写真右)。脚本を書くきっかけは、特別支援学校の元教諭、山元加津子さんが麻生区細山の川崎授産学園で講演会を行なった時のこと。司会を担当した成澤さんは、重い話にもかかわらず、会場の参加者たちが聞き終わった後に笑顔で拍手を送る姿に感動したという。

「さまざまな個性があることを伝え、人が笑顔になれるような脚本を書きたい」と、同学園の施設を利用する障害者と共に働きながら取材を重ねた。そこで、障害のある子どもを育てる家族の思いを知り、約2年間かけて脚本を書き上げた。

上演に向けて、練習する女子大生(18)は「たくさんの方に見ていただきたい。愛理(主人公)の気持ちが届くように丁寧に演じたい」と話す。成澤さんは、「子どもたちと一緒に脚本を作り、学校で上演ができたら」と優しさの種の成長を見守り続ける。

(2017年9月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)
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2017年09月16日

きもの文化・歴史風俗研究会〜和の文化を次世代へ

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日本が世界に誇る文化の一つ、「着物」の魅力を次世代へ伝え続けようと、「きもの文化・歴史風俗研究会」がNPO法人として活動を開始したのは2000年12月。現在30〜80代の女性を中心に70人で活動中だ。

子どもたちのために自分たちの持つ技術や知識を生かしたいという思いから始まった「歴史へのご招待」は毎年11月に開催され、今年で36回目を迎える。

小学生によるハンカチの紅花染め体験発表や中学・高校生着付けマナーコンテストのほか、特別講演が用意されている。コンテスト出場者からは「立ち振る舞い方も身に付いた。花火大会には浴衣を自分で着て参加する」という声も聞かれる。

新たな取り組みとして、川崎大師で和を体験できる、「きもので川崎大師『大師変身館』」を7月に開館。川崎大師観光協会、川崎大師商店街連合会と協力し地域の活性化を目指す。女性には振り袖や小紋をはじめ江戸時代の町娘、男性には新撰組、子どもには忍者など、バリエーション豊富なメニューをそろえ、他の観光地より格安でレンタルと着付けを行っている。

会長の尾ア弘子さん(71)(=写真右)は、「着物は四季を味わう心や洋服にはない非日常が体感できる。若い方や外国の方にも来館してほしい」と語る。問い合わせは、みやうち着物学院 電話044(744)2656。

(2017年9月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)
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