2017年02月25日

おもちゃと遊びの会〜楽しさや力伝えたい

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「おもちゃと遊びの会」代表の吉田幸雄さん(64)(=写真)は、「おもちゃ作り」を通じ、子どもたちに作る喜びや・遊ぶ楽しさを伝えたいと、2014年に麻生市民館市民自主企画事業に応募し、活動をスタートさせた。 

現在、会員は14人。6人の企画運営委員が「おもちゃコンサルタント」の資格を持っている。麻生市民館で3年間にわたり、誰でも、楽しく参加できる「おもちゃを作って遊ぼう」を実施し、参加者は延べ300人を超えた。

活動を通じ、おもちゃ作りは、子どもたちの想像力を養い、親子のコミュニケ―ションを深める役割を果たすものと実感し、区内の地域イベントにも参加。おもちゃのワークショップを開催して、シニアと子どもたちとの世代を超えた交流を実現している。3年間の自主企画事業終了後は、市民館のサークル活動を通じて、毎月1回の講習会を開催する予定にしている。

吉田さんは「おもちゃ作りと遊びを通じて、誰もが気楽に訪れて楽しめるような場を麻生区内に設立し、子育て・学童保育・知的障害・高齢化などの問題解決に協力する活動を進めたい」と語る。

また新たに、木の持つぬくもりに着目して「木育」ということを広く伝えるために、講座やイベントなどを開催したいと、活動の夢は広がる。

(2017年2月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)
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2017年02月18日

すずの会〜住民主体の地域ケア

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「自分たちの介護経験を地域で生かし、介護をする家族をサポートできないか。行き場を失った家族や当事者の集う場所が欲しい」。こんな思いで、PTA仲間5人が22年前、すずの会を結成した。現在会員は72人。2014年には、いつでも利用できる拠点をと、宮前区野川にすずの家をオープンした。

ここでは週2度、「ミニデイ」を開いている(=写真)。利用者の会話が弾み、楽しみの場になっている。ボランティア手作りの昼食は皆完食だ。地域包括支援センターからの依頼で受け入れた70代の男性は、当時事業に失敗し、家族とも別れた独り暮らしの生活保護受給者。リストカットを繰り返す重度のうつ病患者だったが、ここに通ううちに徐々に笑顔が増え、元職人の経験を生かし施設の修繕などにも活躍する。

また、別の独り暮らしの70代男性は、自宅でガスコンロを付けたまま寝込んでいるところを発見され、会を「命の恩人」と言う。この時は、会を支援している医師に連絡し、入院手続きまでを行った。

ボランティアとして活動する元中学校長の津田知充さん(77)は「お年寄りの話からスタッフの私たちが教わることが多い。ボランティアで日当がもらえるのもうれしい」と語る。

代表の鈴木恵子さん(69)はケアマネジャーと社会福祉士の資格を持つ主婦。「住民が主体となって、お互いに地域でケアすることが大切」と語る。

(2017年2月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)
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2017年02月11日

森とせせらぎネットワーク〜次世代にふるさとを

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「江川せせらぎ遊歩道」は、中原区と高津区の境を流れる江川沿いに続く。かつて田畑を潤した川には今、等々力水処理場からの高度処理水が矢上川に向かって穏やかに流れる。地域の人たちはジョギングをしたり散歩をしたりして思い思いに水辺で過ごす。足下に埋設された雨水貯留管も含め、地域住民の暮らしに欠かせない施設だ。

荒廃した河川跡地をまちづくりに生かそうと、市民らによる「江川の水と緑を考える会」が遊歩道の計画段階から参加。行政と協力しながら13年の年月を費やし、2003年に完成させた。現在は、同会を再編成して誕生した「森とせせらぎネットワーク」が維持管理している(=写真)。

主催する恒例の「灯籠流し」では、子どもらに「お盆」「先祖」「灯籠」などの意味を教え、楽しみながら「伝統行事やしきたり」に親しんでもらっている。一般の人もトイレを利用できるように開放し、誰もが気軽に立ち寄れる場となった管理棟では、絵手紙展や写真展、菊花展などを開催。四季を通じて周辺地域のコミュニティーとなっている。

事務局長の田辺勝義さんは「地域の歴史に欠かせない江川の成り立ちと歩みを伝えながら、“次世代のふるさとづくり”を目指して活動を続けていきたい」と抱負を語る。

(2017年2月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
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