2016年08月27日

NPO法人FDA〜就労前の支援目指し

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「ハローワークに行く手前の施設として利用して欲しい」とNPO法人FDAの成澤俊輔理事長は強調する。FDAは2010年から、引きこもりやニート、重度精神障がい者など社会的弱者の就労支援をしてきた。
13年からはその経験を生かして市の雇用創出事業に参画し、生活保護受給者の支援を開始。3年間で生活保護者151人を就労させたが、定着率は約2割にとどまった。市との事業は終了したが、現在も支援を継続し、3事業所の入所者80人のうち約2割が生活保護受給者だ。

その一人、小濱正一さん(58)は再生不良性貧血という難病患者。FDAでの作業のリーダー的役割を果たしている(=写真右)。「今まで病気がネックで就職面接も受けられなかった。病で倒れてから生活保護に頼っていると、人との関係も切れ、どうしてもうつ病的になりがちだった。だからこそ、人と関わり人の役に立ちたい」とここで小さなステップを踏み出した。

生活保護受給者には病や障がいを抱えている人が多い。FDAでは、3日から1週間の体験入所から始めて、障害者総合支援法を活用した支援の枠組みに入ることができる。

「ここではスタッフとの相性で事業所を選ぶこともできる。全員が必ずしも生活保護から抜け出す必要はないので、自信を付けもらいたい」と理事長は語る。

(2016年8月27日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)
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2016年08月20日

Mothers Be Ambitious〜働くママが地域で輪

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Mothers Be Ambitious(マザーズ・ビー・アンビシャス)は、武蔵小杉周辺で暮らすワーキングマザーに「仕事、育児、家事で抱えている悩みを共有しませんか」と、代表の山中美由紀さん(37)の呼びかけで始まった市民グループだ。駅周辺施設で「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」(=写真)を年数回さまざまな形式で続けて2年になる。

ワークライフバランスと時短術をテーマにした第1回目の交流会には30人が集まった。仕事術の講師を招いた2回目では50人。これらの参加者から約10人のコアメンバーが生まれ、活動を支えている。

現在小2と保育園児を持つ山中さんは「この地域では、保育園から小学校になれば何が変わるのか。不安になるちょっと先のことを顔が見える関係で話せる。『こういう場が欲しかった』と言われると立ち上げて良かったと思える。転入者が増加している地域だからこそ、同年代のヨコと異年代のタテをつなげていきたい」と話す。

9月3日にはファザーリング・ジャパン理事の川島高之さんを講師に招き「武蔵小杉発!働くパパ・ママの『仕事の成果倍増計画』〜余った時間で人生エンジョイ〜」の特別交流会を開く。今回は共働き夫婦の「新しい働き方」がテーマだ。
問い合わせは電子メールmothersbeambitious@gmail.com

(2016年8月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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2016年08月13日

麻生区歴史観光ガイドの会〜地域の歴史を歩く

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「麻生区に川崎市の最高地点や水力発電所があるなど、地元を知っているようで、結構知らないところが多い」。これがガイドツアー参加者の多くの声だと、「麻生区歴史観光ガイドの会」(=写真)代表の飯塚洋三さん(72)は語る。

会は麻生市民館の自主学級で、地域史を3年間学んだ人の中から賛同者を募り、2007年11月に産声を上げた。現在、麻生区観光協会の一部門として、7人のメンバーで活動している。

年7回、観光コースを組んでセレサモスや王禅寺、浄慶寺など、麻生区の名所旧跡をガイドしている。歩きながら地元の歴史を学べると、毎回定員(30人)を超える応募があり、抽選になるほどの人気となっている。

ガイドになる人は歴史好きが多く、先祖代々地元に住んでいる人から、「ここは以前谷戸だった」などの地形の話や義経伝説など、昔話を聞きながら研さんを積んでいる。地域の高齢化が進む中、こういった話を聞ける貴重なチャンスを生かし、記録にとどめる活動も、これからの重要な役割と位置付けている。

団体の悩みは、麻生区内だけではコースが限定されてしまうことで、これからは北部周辺地域なども視野に入れ、麻生区歴史観光ガイドの会ならではの観光コースを模索している。

(2016年8月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)
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