2016年05月28日

れもんぐらす〜ハーブで育む先人愛

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南武線宿河原駅から二ケ領用水沿いを歩いて7分。「川崎市緑化センター西園」は、約6千平方メートルに芝生公園や樹木の見本庭園などが広がり、地域住民が緑に親しむ場となっている。

「れもんぐらす」は、この一角で約50平方メートルのハーブ園を開く市民グループだ。設立は2012年4月。近くに住む藤田純子さん(79)を中心に、雑草がはびこり、柵で囲われていた場所を地域住民が活用する許可を得て、草取りから始まった。柵を外し、整地、樹木の剪定(せんてい)などセンターの協力も得ながら5年目になる。

現在10人が所属し、毎週木曜日が活動日。ハーブ園では約80種類のハーブが育てられ、訪れる人に親しんでもらおうと一つ一つに植物名、科名、解説などが書かれた樹名板をつけている(=写真)。作業中、園内を散歩する人から声をかけられ、ハーブの話が弾むといった交流も生まれている。

「両親の介護でアップアップの日々。ここでおしゃべりをしながら土に触れ汗を流す時間で、自分をリセットできる」とメンバーの一人は話す。  

藤田さんは、「緑化センターに多くの人が訪れてほしい。先人が残してくれた二ケ領用水の風や木々の恵みを感じ、ハーブを楽しみながら交流してほしい」と笑顔をみせていた。

(2016年5月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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2016年05月21日

新ゆりアートパークス管理運営協議会“きずな”〜日本一の芝生公園へ

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小田急線新百合ヶ丘駅南口から徒歩約7分、昭和音大南側にある「新ゆりアートパークス」。まるでゴルフ場のグリーンのように美しく整備された3257平方メートルの芝生広場を管理しているのが「新ゆりアートパークス管理運営協議会“きずな”」だ。

会長の森一郎さんは、2007年春から、区民が誇れる公園にしたいと芝生の手入れを始めた。活動に共感した元町内会長や地元の自治会長など仲間が次々に加わり、同年8月に会を設立。土壌を改良し、雑草を根っこから除去し、石を拾い、時間と手をかけてきた。

近くに住む堀佳子さん(=写真中央)は当初から夫婦で参加。夫を亡くした後も美しい芝生を守りたいと活動を続けている。生け垣に入り込んだ雑草も丁寧に取り除き、暑い日には家庭用のスプリンクラーで水をまく。

通常はポールで仕切られている芝生公園だが事前申請すれば誰でも利用できる。条件は「現状復帰」。「日本一の芝生公園」を目指していて「利用者もごみ一つ残らぬよう大切に使ってくれるのでうれしい。」と森さん。12年には緑の愛護に顕著な功績があったとして「みどりの愛護」国土交通大臣賞を受賞している。

作業ボランティアも募集中。土曜朝9時半から2時間程度。直接現地に行くか、問い合わせは森さん 電話044(955)8778、 根占勝彦さん 電話044(955)5344。

(2016年5月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)
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2016年05月14日

絵本の会あいあい〜自然との出合い提供

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絵本を読んだ後には、必ずと言っていいほど絵本のモチーフとなる木の実や花びら、時にはカニや魚など、自然の素材が登場する。紙上に広がる「絵本」の世界を、本当の自然につなげる。「絵本の会あいあい」のお話会ではそんな読み聞かせをしている。

プラザ大師の読み聞かせ講座の受講生が立ちあげた「絵本の会あいあい」は、市内のわくわくプラザや市民館で、そんなお話会をして14年になる。

4月6日、花曇りのこの日は、大師河原の公園でお話会。生きものや自然の絵本を読んだ後に、絵本に登場したヘビのパペット(手人形)がやってきた(=写真)。草の上に並んだ子どもたちの前で、「ぽかぽか春がやってくるとヘビさんが出てくるぞ〜」と2匹のやりとりが始まった。

そして次に登場したのが「三線」だ。沖縄の楽器だが、ニシキヘビの皮が張ってある。さすがに本物のヘビを持ってくることはできないので、代わりの出番となった。メンバーがテンテンと鳴らし、「海の声」と童謡の「春が来た」を一緒に歌った後、子どもたちが恐る恐る触りだす。手のひらに本物のヘビのうろこの感触が伝わる。

「これからも絵本と自然の出合いの場となるようなお話会を続けていきたい」。あいあいの願いだ。

(2016年5月14日 神奈川新聞掲載  市民記者・佐川麻理子)
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