2017年04月29日

川崎郷土・市民劇上演実行委員会〜創作劇で郷土活性化

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「郷土の歴史と人物」をテーマとした創作劇を市民がプロの力を借りて公演する「川崎郷土・市民劇上演実行委員会」が活動を開始したのは2005年。多くの人に鑑賞してもらうことで地域の活性化、さらに人材育成、芸術・文化の豊かなまちづくりを目指している。

脚本は、川崎市内在住の劇作家で日本児童青少年演劇協会理事でもある小川信夫さん(90)が担当。川崎の歴史を地道に検証し「郷土読本・かわさき」「川崎郷土物語」にまとめるなど、郷土史研究に専念してきた人だ。1956年に青少年のための劇団「かわさき」を立ち上げ、「六郷川」などを上演した。同劇団は解散したが、川崎市制80周年記念事業の一つとして始まった市民劇へとつながっていく。

それが2006年に小川信夫さん作「多摩川に虹をかけた男・田中兵庫物語」を上演だ。その後も、小川さんによる「池上幸豊とその妻」「枡形城・落日の舞い」「華やかな散歩」など、ほぼ2年ごとに公演を継続。劇中では地域の伝統・文化・伝承などを生かし、誰もが楽しめるよう趣向を凝らしながら上演を続けている(=写真)。

事務局長の関昭三さんは「暮らしに感動とライブ感のある演劇文化を根付かせたい」と意気込む。第6回公演「南武線誕生物語−夢見る男たち−」は5月に上演する。問い合わせは、同実行委員会 電話044-222-8878。

(2017年4月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)
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2017年04月22日

荒川洋子さん〜農支援など活動22年

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川崎市宮前区在住の荒川洋子さん(74)(=写真)は、市民活動を始めて22年。多摩区にある日本民家園をサポートする「炉端の会」発足メンバーになったのが最初だった。

石川県出身、金沢大学で教育心理学を学び、特別支援学校の教師となる。結婚後の1972年、川崎市に転入。専業主婦となり育児中心の生活の中、「少しでも社会に関わりたい」と、さまざまな市民活動の研修を受講。「人との出会いで可能性が広がる」と気づき、活動に身を置いた。

2007年にはメンバー3人で菅生分館の自主企画講座「傾聴すがお」を立ち上げた。活動内容は、高齢者施設を訪問する傾聴ボランティアとしての活動だ。08年、市と専修大学連携した社会人の学び直しプログラム「KSアカデミー」を受講し、「良き人々との絆」が広がった。そして、「緑と共生するコミュニティづくり」を宮前区に提案。「みやまえの農企画委員会」から「みやまえC級グルメコンテスト」(宮前市民館協働事業)へと活動も広がった。

「今後も、『みやまえ農の応援隊』活動を通じて、さまざまな世代交流ができる場として、宮前区の農を守りたい」。同区まちづくり協議会理事も務める荒川さんは、意欲を強めるばかりだ。

(2017年4月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・加藤紀広)
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2017年04月15日

稗原ゆ〜ず連絡会〜顔が見える関係から

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稗原(ひえばら)ゆ〜ず連絡会は、2015年6月、川崎市宮前区の稗原小学校区内の七つの自治会と医療・障害・介護施設など14団体が集まって発足した。

代表の川田和子さん(63)(=写真中央)は、「高齢化が進み、認知症への不安は誰もが持つ。ひとりの人間として自分を受け止めてくれる地域ができれば不安は少し軽くなるはず」と話す。自治会長の立場から「小学校区内の自治会が連携し、顔の見える関係を増やしていきましょう」と自ら呼び掛けた。

連絡会は2カ月に1回。顔を合わせ地域で起こったことを共有する。小学校の体育館でのイベントや、健康づくりのための勉強会を連絡会の団体・施設のスペースを借りて開催している。中でも「脳&筋トレ講座」では、自らも学び、リーダーとして広める役割を担う人を募集し育成している。「得た知識を顔が見える関係から広めていく」と川田さん。

区内にある「ユーズカフェ」が、連絡会拠点のコミュニティーカフェとして協力し、高齢、障害などの不安について「ちょっと教えて」の相談窓口も担う。「カフェを開こうと自宅を改装したものの、不安で開店できずにいた私の背中を『ここで連絡会、集まりましょう』って川田さんが押してくれたんです」と店主の碓井正子さん(=同左)はほほ笑んでいる。

(2017年4月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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