2017年01月21日

こすぎの大学〜多世代が集う学び舎

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こすぎの大学は、武蔵小杉地区に在住、在勤、関心がある人たちが毎月第2金曜日の夜、自由に楽しく集う学び舎(や)だ。

2013年9月、武蔵小杉の読書会のメンバーが、地域を知り、自分たちで課題を見つけて解決する場として立ち上げた。運営メンバーの岡本克彦さんらが勤務先の企業で培った、部門を超えて人的ネットワークを築く手法で活動を広げ、今月は47回目の講座を中原区役所で開いた。

毎回、武蔵小杉に関わりをもつ講師を「先生」として招き、会社員、行政職員、子連れのワーキングマザー、大学生など多様な世代がみな等しく「生徒」となる。昨年10月には「武蔵小杉の多様性と可能性」と題して市の新ブランドメッセージ「Colors, Future!いろいろって、未来」の担当者を迎え策定の経緯を聞いた。そこから各自キーワードを出し、グループワークを重ねキャッチコピーを発表(=写真)。大田区も二子玉川も横浜も「ほぼカワサキ」とのコピーに、会場は笑いで包まれた。

約1時間半を4時限に分け、授業はテンポよく進む。最後にグループで一つの答えを出す仕組み参加者に好評で、毎回20〜30人が集まる。「大きくしない、無理しない、自分も楽しむ」と運営メンバーは会社員、地元商店主、PTAに関わる主婦と多彩だ。

(2017年1月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)
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2017年01月14日

NPO法人まなの樹〜発達障害児に自信を

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NPO法人まなの樹は、専門講師による軽度発達障害児のための学習と社会性訓練の場を運営してきた。14年間で700人以上の子どもと向き合い、7千種以上のオリジナル教材を蓄積。この成果を学習指導者や保護者に広く活用してもらおうと、データベース化して昨年11月、かながわボランティアフェスタでお披露目をした(=写真)。

発達障害児の特徴の一つとして、ある事柄に驚くほどの知識がある反面、カレンダーや時間の仕組みなど誰もが知っていることを知らないことも。それぞれの子どもの特性と状態に合わせた教材を選べる仕組みだ。

このデータベースを利用した個人向け通信教育では、保護者が指導者となる。家庭で保護者と一緒に学べる新しい形の通信教育で、まなの樹が1問ごとに指導方法を伝授する。できることに注目し、バツは決して付けない。間違えた箇所はやり直し、最後に大きなマルを付ける。正解という意味だけではなく、「よくがんばった」という印だ。そうすると、子どもに安心感が生まれ、自信が付く。

「この教材は成績を上げるためではなく、子どもの新しい一面を探し出すもの」と専門相談員の滝なつ子さん(33)。「診断名を理解するのでなく、何に困っていてどう解決するか、話し合えるような社会にしていきたい」と代表の斎藤敬子さん(54)は語る。

(2017年1月14日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)
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2017年01月07日

NPO法人ふれんでぃ〜「立身寮」で就労支援

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川崎区提根に、仕事や家族・住まいを失った人を一時的に受け入れる宿泊施設「立身寮(たつみりょう)」がある。NPO法人ふれんでぃが、第2種社会福祉事業として運営し、入寮者が自立生活と就労活動を支援している。寮は川崎・横浜市内に計3カ所あり、スタッフは13人、入寮者は160人を数える。

2000年、故渡邉二朗氏が、「路上生活に陥る手前で救済し、福祉に頼らなくても支援できる方法はないものか」と考え、株式会社フレンディを設立。その後、福祉事業はNPO法人ふれんでぃ、就労支援事業は株式会社たつみへと組織変更した。NPO法人と民間企業の連携で生活貧困問題を解決する、新しい支援体制の始まりだった。

生活保護を受給する入寮者の中で、健康を取り戻し就労意欲がある人は、株式会社たつみが受け皿となり、建設や解体、警備、清掃、給食業などで、働きながら経済的自立を目指す。毎日約70人が福祉に頼らず、住まいと就労の支援を受けながら暮らしている。

13年、生活困窮者自立支援法成立を受け、15年4月から「生活困窮者自立支援制度」がスタート。全国に相談窓口ができた。こうした取り組みについて「誰もが困ったときに、SOSが出せる社会になってほしい」と皆川智之理事(=写真後列左から2人目)は話している。

(2017年1月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・加藤紀広)
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